
海水・海藻・海泥・海洋性気候の治療効果を最大限にいかし、
身体機能の治療やリハビリテーションによる健康回復をはかり、病後(事故後)の社会生活への復帰を早めるとともに、 健康人の病気予防や心身の健康を高める自然療法です。
アトピー・肥満・生活習慣病など現代病といわれるものや事故のリハビリに特に効果的です。
【タラソテラピーをおこなう最低条件】
*汚染とは無縁の新鮮な海水が採取可能なこと
*温暖な海洋性気候の海辺の施設であること
*この特性のもとで医師の判断により理学療法、入浴療法を療法士がおこなうこと
これらが守られた欧州のタラソテラピーセンターは保険適用となり、多くの人々が健康回復に役立てています。
フランスのタラソテラピーセンターには3つのスタイルがあります。
1.リハビリセンター(タラソ病院)
保険の対象となる本格的な治療とリハビリをおこなうところ。
2.健康増進センター
保養・健康回復・体力向上・ストレス解消などを目的につくられた リゾート型の施設。ウェルネスセンターなど。
3.ビューティーセンター
美顔、美容などエステティックに力をいれたところ。
【さまざまな手法】
タラソテラピーの手法は、水を使うものと使わないものにわかれます。下記は主なものです。
水をつかうもの
水治療法(ハイドロテラピー)/入浴(バルネオテラピー)/プールでのリハビリテーション(理学療法)
水中シャワーマッサージ/ジェットバス/アフュージョンマッサージ
水をつかわないもの
陸上での体操や理学療法/海泥療法(ファンゴテラピー)/海藻療法(アルゴテラピー)/マッサージ
【どんな人に適しているのか】
◎リューマチ/◎慢性呼吸気疾患(喘息を除く)/◎スポーツ障害
◎自律神経疾患/◎うつ(やる気がない・外に出たくないなども含む)
◎深刻な肥満/◎皮膚疾患全般(アトピー性皮膚炎など含む)
◎事故などによる運動機能障害/◎更年期障害など
*その他休息を必要とするすべての現代人へ
よくある質問1)湯治とどこが違うのか?
A.湯治の転地療養という考え方、またミネラル泉の温泉場はタラソテラピーと良く似ています。
しかし、タラソテラピーは海辺の気候や海洋資源を利用するため、できる場所が限られていること、そして療法士がつきそい、症状に応じて水陸両方の様々なプログラムをおこなっていくところに大きな違いがあるのではないでしょうか。
「真水を利用した特殊医療はハイドロテラピー(水治療法)といわれ、温泉のミネラル水を利用した療法はクレノテラピー(鉱泉療法)とよばれている。そして新鮮な海水を摂取し、それを温めて利用する療法をアルカションのド・ラ・ボナルディエール博士が初めてタラソテラピーと命名したのが19世紀末のことである。」(註1)
さいごに・・・
タラソといえば泥んこパック・・といった都会のエステティックサロンでおこなわれている美容と痩身だけでなく、タラソテラピー本来の病気予防・健康増進・リハビリテーションの効果を知っていただきたいと思います。
タラソテラピーは、これからくる高齢化社会の健康寿命を延ばすためにも、ストレスによる悲しい事件や病気を防ぐためにも、大変有効な21世紀の予防医学なのです。
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